R2年 汚水処理特論 問6 問題と解説

 問 題     

加圧浮上分離法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 粒子の密度が水より大きいと、浮上分離できない。
  2. 微細なコロイド状の懸濁物質に対しては、前処理が必要である。
  3. 一般に所要動力は凝集沈殿法より大きい。
  4. 一般に固液分離に要する時間は、沈降分離に比べ短い。
  5. 適用例として、石油精製や機械加工などの含油排水、製紙工場の排水などがある。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

浮上分離装置には「自然浮上装置」と「加圧浮上装置」があります。自然浮上装置は密度が水よりも大きい粒子だとそのまま沈んでいきますが、加圧浮上装置は圧力を加えているため、水よりも密度が大きくても浮上分離させることができます。

問題文に「加圧浮上分離法」とあるため、(1)の記述が誤りです。

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