R1年 公害総論 問2 問題と解説

 問 題     

環境基本法に規定する事業者の責務に関する記述中、(ア)~(オ)の中に挿入すべき語句(a~g)の組合せとして、正しいものはどれか。

  1. 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、これに伴って生ずる( ア )の処理その他の公害を防止し、又は( イ )するために必要な措置を講ずる責務を有する。
  2. 事業者は、基本理念にのっとり、( ウ )するため、物の製造、加工又は販売その他の事業活動を行うに当たって、その( エ )その他の物が( オ )となった場合にその適正な処理が図られることとなるように必要な措置を講ずる責務を有する。
  1. 自然環境を適正に保全
  2. ばい煙、汚水、廃棄物等
  3. 廃棄物
  4. 事業活動に係る製品
  5. 環境の保全上の支障を防止
  6. 環境の保全上の負荷を低減
  7. 原材料
  •  ア  イ  ウ  エ  オ
  1. b  e  f  g  d
  2. b  a  e  d  c
  3. c  e  f  g  b
  4. c  a  e  d  b
  5. b  a  f  g  c

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

問題文は、環境基本法第8条1項、2項です。この項の本文は以下の通りとなります。

1 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、これに伴って生ずるばい煙、汚水、廃棄物等の処理その他の公害を防止し、又は自然環境を適正に保全するために必要な措置を講ずる責務を有する。

2 事業者は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止するため、物の製造、加工又は販売その他の事業活動を行うに当たって、その事業活動に係る製品その他の物が廃棄物となった場合にその適正な処理が図られることとなるように必要な措置を講ずる責務を有する。

今回のような条文の穴埋め問題においては、意味が通るかどうかだけでなく、条文に載っている文言をその通りに答えなくてはいけません。過去問を解く中でよく登場する条文(本問の条文も頻出です)は、ぜひ正確に押さえておいてください。

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