H30年 大気特論 問12 問題と解説

JISによる燃料の発熱量測定に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 気体燃料の発熱量は、ユンカース式流水形ガス熱量計で測定するか、ガスクロマトグラフで測定した成分組成から計算により求める。
  2. ユンカース式流水形ガス熱量計で測定される発熱量は、低発熱量である。
  3. 揮発性液体燃料では、ポリエチレン製又はゼラチン製の袋に秤量して、測定する。
  4. 固体燃料では、1g程度の試料を用いて発熱量測定を行う。
  5. ボンブ熱量計では、熱量標定用に安息香酸を用いる。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

問7に続いて、この年2問目の捨て問題だと個人的には思います(15問中9問取れば良いので、2問くらいは許容範囲です)。

解答だけを示しておくと、選択肢(2)のユンカース式流水形ガス熱量計で測れるのが「低発熱量」ではなく、「高発熱量」となります。

この問題はマニアック過ぎて、この分野を専門としている人でもない限り、選択肢を一つも消せないとしても仕方のないレベルだと思います。この手の問題を落としたところで、重要事項さえしっかり身につけていれば合格点の60%は手堅く取れる試験なので、ここで得点できないことを気にする必要はありません。

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