H30年 大気概論 問10 問題と解説

次に示す植物のうち、オゾンに対する感受性が最も弱いものはどれか。

  1. グラジオラス
  2. サトイモ
  3. ホウレンソウ
  4. アサガオ
  5. トウモロコシ

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

オゾンや二酸化硫黄、ふっ化水素には特定の植物に悪影響を与えることがありますが、化学物質と植物との組み合わせによってその感受性は大きく異なります。

以下に一例を挙げますが、実際にはこのほかにも多くの植物が該当するので、全てを押さえておくことは難しいと思います(その努力が得点に結び付きにくいです)。よって、個人的にはこの問題は捨て問題扱いとしても構わないと感じます。

「オゾンに対する感受性が高い植物」

  • アサガオ
  • ホウレンソウ
  • トウモロコシ
  • サトイモ
  • タバコ

「二酸化硫黄に対する感受性が高い植物」

  • オオムギ
  • ライムギ
  • アルファルファ
  • コスモス
  • ホウレンソウ
  • ヒマワリ

「ふっ化水素に対する感受性が高い植物」

  • グラジオラス
  • コケモモ
  • ソバ
  • サクラ
  • チューリップ

以上から、グラジオラスはオゾンに対する感受性が低いので、(1)が正解となります。ちなみに、グラジオラスはふっ化水素に対する感受性が高いです。

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