H30年 汚水処理特論 問16 問題と解説

種々の活性汚泥法を一般的な条件で運転したとき、MLSS濃度が高い順に並べたものとして、最も適切なものはどれか。

  1. 標準活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法 > 膜分離活性汚泥法
  2. 標準活性汚泥法 > 膜分離活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法
  3. 膜分離活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法 > 標準活性汚泥法
  4. オキシデーションディッチ法 > 標準活性汚泥法 > 膜分離活性汚泥法
  5. オキシデーションディッチ法 > 膜分離活性汚泥法 > 標準活性汚泥法

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

膜分離活性汚泥法は通常の活性汚泥法よりもかなり高いMLSS濃度で運転できるという特徴があります。

一方、オキシデーションディッチ法は曝気槽が環状になっていて浅く、BOD汚泥負荷とBOD容積負荷が通常の活性汚泥法と比べて小さいのが特徴です。MLSS濃度は通常の活性汚泥法の約2倍と、やや高めの値で運転することができます。

よって、順番でいうと膜分離活性汚泥法、オキシデーションディッチ法、標準活性汚泥法になるので、正解は(3)となります。

ただし、この問題はややマイナーな知識が問われているため、個人的には捨て問題扱いとしてしまっても仕方ないと思います。

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