H30年 公害総論 問9 問題と解説

浮遊粒子状物質(SPM)に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。

大気中に浮遊している粒子状物質のうち、粒径(1)2.5μm以下のものをSPMと定義し、健康への影響があることから(2)環境基準が設定されている。SPMの大気中濃度は近年(3)ほぼ横ばい傾向を示している。SPMには工場、ディーゼル自動車などの発生源から排出されるものに加えて、(4)VOCなどから大気中で生成する(5)二次生成粒子もある。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

「2.5μm以下」ではなく、「10μm以下」です。

2.5μm以下といえば、微小粒子状物質(PM2.5)を連想すると思います。こちらは、粒径が2.5μmの粒子を50%の割合で分離できる装置を通り抜けた粒子のことを指します。よって、SPMとPM2.5は単純に粒子の大きさが異なるだけではなく、定義が少し異なる点にも注意が必要です。

上記の通り浮遊粒子状物質(SPM)は大きさだけが基準になるため、その発生源由来は関係ありません。そのため、問題文の後半にもあるように、工場や車などの人為的発生源由来のほか、火山の噴火や黄砂の飛来などの自然発生源が由来となることもあります。

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