H30年 大規模大気特論 問10解説

鉄鋼業における硫黄酸化物防止対策に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 鉄鋼プロセスからの硫黄酸化物の発生においては、加熱炉からのものが7割前後を占めている。
  2. コークス炉ガスに対して、アルカリ吸収液による湿式脱硫法を利用する。
  3. 焼結炉排ガスに対して、活性炭などを用いての乾式脱硫法を利用する。
  4. 省エネルギー推進により燃料使用量を削減する。
  5. 高炉ガス、転炉ガスの有効利用を行う。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

鉄鋼プロセスにおけるSOx(硫黄酸化物)の主な発生源は焼結炉、加熱炉、ボイラーです。このうち、焼結炉からの発生が7割前後を占めています。これは重要知識として押さえておきたい内容です。

よって、(1)の「加熱炉」が誤りで、正しくは「焼結炉」となります。

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