H29年 汚水処理特論 問13 問題と解説

嫌気処理法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. たんぱく質中の窒素は、硝酸イオンに変換される。
  2. 発酵槽の最適pHは6~8の範囲内にある。
  3. 微生物の増殖速度が小さく、余剰汚泥の発生量が少ない。
  4. 中間生成物の低級脂肪酸のうち、高濃度のプロピオン酸は発酵を阻害する。
  5. UASB法が容積負荷を大きくとれるのは、発酵槽内での汚泥保持量に負うところが多い。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

たんぱく質は加水分解するとアミノ酸になり、嫌気性菌の存在下でさらに分解されるとアンモニアまたはアンモニウムイオンに変換されます。

よって、(1)の「硝酸イオン」が誤りで、「アンモニアまたはアンモニウムイオン」とするのが正しいです。

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