H28年 大気概論 問9 問題と解説

植物に対する大気汚染物質の影響に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. SO2は毒性が比較的強く、葉脈間等漂白斑点、落葉がみられる。
  2. オゾンは毒性が比較的強く、小斑点、漂白斑点、色素形成等がみられる。
  3. PANは毒性が比較的強く、葉裏面の金属色光沢現象がみられる。
  4. ふっ化水素は毒性が比較的強く、葉の先端・周縁枯死、クロロシス、落葉がみられる。
  5. NO2は毒性が中程度で、葉脈間の白色・褐色、不定形斑点がみられる。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

(1)の説明文は、SO2ではなく塩素の内容になっています。SO2に暴露された植物は、葉肉部の不定形斑点やクロロシスが問題となります。

また、(2)~(5)は正しい記述ですが、これらの汚染物質と説明文が入れ替えられて出題されることもあるので、併せて押さえておくと良いと思います。

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