H28年 水質有害物質特論 問1 問題と解説

水質汚濁防止法に基づき省令で定められている排水基準において、有害物質とその許容限度の組合せとして、誤っているものはどれか。

  (有害物質)     (許容限度)

  1. ひ素及びその化合物 0.01mg/L
  2. 鉛及びその化合物  0.1mg/L
  3. 六価クロム化合物  0.5mg/L
  4. シアン化合物    1mg/L
  5. チウラム      0.06mg/L

 

 

 

 

 

正解 (1) +今は(3)も該当

 解 説    

排水基準の数値そのものを問う問題は珍しいです。そのため、業務でこれを行っている人にとっては簡単な問題である一方、そうでない人にとってはあまり馴染みがないと思われます。出題頻度から見ても、個人的にはこの問題を捨て問題扱いしてしまっても構わないと思います。

一応正解を示すと、(1)に関して、ひ素及びその化合物の許容限度は「0.01mg/L」ではなく「0.1mg/L」となります。

また、(3)は出題当時は正しい選択肢でしたが、その後基準値の改正が行われたため、現在では誤った選択肢となります。六価クロム化合物の許容限度は「0.5mg/L」ではなく「0.2mg/L」です。

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