H28年 水質概論 問6解説

有害物質とそれを含む汚水を排出する代表的な業種との組合せとして、不適当なものはどれか。

  (有害物質)         (代表的な業種)

  1. カドミウム及びその化合物  無機顔料製造業
  2. シアン化合物        クリーニング業
  3. 六価クロム化合物      ステンレス鋼製造業
  4. トリクロロエチレン     電子部品製造業
  5. ひ素及びその化合物     鉱業

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

(1)は、硫化カドミウムがカドミウムイエローと呼ばれる黄色顔料になります。

(3)は、ステンレス鋼製造業の排水にはニッケル、六価クロム、鉄などの重金属類が多く含まれています。

(4)について、トリクロロエチレンやテトラクロロエチレン、ジクロロメタンのような有機溶剤は油脂をよく溶かすので、機械部品や電子部品の脱脂洗浄剤として使用されます。

(5)で、ひ素は鉄鉱石などの中によく含まれているので鉱業との関わりが深く、かつてはひ素中毒が鉱業関係者の鉱毒事件として問題となったこともあります。

よって、残る(2)が誤った組合せということになります。

クリーニング業はトリクロロエチレンやテトラクロロエチレン、ジクロロメタンのような有機溶剤を含む汚水を排出します。(4)の解説と重なりますが、有機溶剤は油脂をよく溶かすのでドライクリーニングに使われます。

一方、シアン化合物は電気めっき業の廃液などに多く含まれています。

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