H28年 汚水処理特論 問11 問題と解説

流入排水量100m3/日、処理水SS3mg/L、曝気槽容量25m3、MLSS3000mg/Lの活性汚泥法の施設において、汚泥滞留時間(SRT)を5日で運転するためには、余剰汚泥量(kg/日)として最も近いものはどれか。ただし、最終沈殿池及び返送汚泥管などに存在する汚泥量は無視してよいものとする。

  1. 5
  2. 10
  3. 15
  4. 20
  5. 30

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

汚泥滞留時間(SRT)はその名の通り、汚泥が槽内に滞留している時間(単位は「日」を使うことが多い)のことで、以下の式で表すことができます。

上式の分子は「曝気槽の中にあるSS(=MLSS)の量」に相当し、分母は1日に曝気槽から流出するSSの総量に相当します。よって、槽内のSS量を1日の流出量で割れば、槽内のSSが何日で全て抜けるのかがわかり、これがまさに汚泥滞留時間(SRT)となります。

よって、以下のように計算することができます。

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