H27年 大規模大気特論 問10 問題と解説

ごみ焼却設備に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 塩化水素は、塩化ビニル樹脂等の塩素系プラスチックを焼却するときに発生する。
  2. SOxは紙類、たんぱく質系厨芥類、加硫ゴム等を焼却するときに発生する。
  3. ごみ焼却設備としては、現在ロータリーキルン炉が主流になっている。
  4. ガス化溶融技術は、ごみを酸素の少ない状態で加熱して、可燃性ガスとタール等に分解し、その残渣を溶融するものである。
  5. 排ガス温度の低温化に加え、バグフィルターに粉末活性炭吹き込みを併用することによって、ダイオキシン類濃度を低減できる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

焼却炉にはストーカー炉、流動床炉、ガス化溶融炉、ロータリーキルン炉などがあります。このうち、現在主流なのはストーカー炉です。

ストーカーとは火格子のことで、この火格子の上でごみを転がしながら、乾燥→燃焼を行います。

※ストーカーは「給炭機」を意味するstokerから来ています。犯罪者のほうのストーカー(stalker)とは無関係です。

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