H27年 大規模大気特論 問9 問題と解説

低低温形電気集じん装置(乾式)を用いた高性能排煙処理システムの装置配置の順番として、正しいものはどれか。

  1. ボイラー → 脱硝装置 → GGH熱回収器 → 電気集じん装置 → 脱硫装置
  2. ボイラー → 脱硝装置 → 電気集じん装置 → GGH熱回収器 → 脱硫装置
  3. ボイラー → 脱硝装置 → 脱硫装置 → 電気集じん装置 → GGH熱回収器
  4. ボイラー → 電気集じん装置 → 脱硝装置 → GGH熱回収器 → 脱硫装置
  5. ボイラー → 電気集じん装置 → 脱硝装置 → 脱硫装置 → GGH熱回収器

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

電気集じん装置には、高温形、低温形、低低温形の3種類があります。高温形は昔使われていた方式で、低温形は少し前に主流だった方式、そして低低温形は現在増えている方式です。また、この試験に関していえば「低低温形」が出題されやすい傾向があります。

それぞれの装置配置の順番は次の通りです。これを覚えておくと得点できる問題が数年ごとに出題されるので、ぜひ押さえておきたい知識です。

『高温形電気集じん装置』

  • ボイラー → 電気集じん装置(乾式) → 脱硝装置 → エアヒーター → GGH → 脱硫装置 → 煙突

『低温形電気集じん装置』

  • ボイラー → 脱硝装置 → エアヒーター → 電気集じん装置(乾式) → GGH → 脱硫装置 → 煙突

『低低温形電気集じん装置』

  • ボイラー → 脱硝装置 → エアヒーター → GGH熱回収器 → 電気集じん装置(乾式) → 脱硫装置 → GGH再加熱器 → 煙突

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