H27年 ばいじん・粉じん特論 問12 問題と解説

平成元年環境庁告示第93号による石綿に係る特定粉じんの濃度測定に用いられる装置、器具及び試薬に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 捕集用ろ紙:直径が47mm、平均孔径が1.8μmの円形のセルロースエステル製のろ紙
  2. 捕集用ろ紙のホルダー:直径47mmの円形ろ紙用のホルダーで、有効ろ過面の直径が35mmとなるオープンフェイス型のもの
  3. 顕微鏡:倍率40倍の対物レンズ及び倍率10倍の接眼レンズを使用する光学顕微鏡(位相差顕微鏡及び生物顕微鏡としての使用が可能なものに限る。)
  4. アイピースグレイティクル:接眼レンズに装着することにより顕微鏡によって観測される繊維の大きさを計測し得るもの
  5. 捕集用ろ紙を透明にするための試薬:フタル酸ジメチル及びシュウ酸ジエチル、またはアセトン及びトリアセチン

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

「平均孔径が1.8μm」ではなく「平均孔径が0.8μm」が正解です。

石綿(アスベスト)のような細い繊維を扱う場合、孔径の小さなろ紙でないとろ紙を通過してしまうおそれがあります。

それ以外の部分、「直径47mm」や「円形のセルロースエステル製」の記述は合っています。

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