水使用合理化のための再利用に関する記述のうち、カスケード利用に該当するものはどれか。
- ある用途に使用した排水を、そのまま他の用途に使用する。
- ある用途に使用した排水を、ほとんど無処理で同一用途に再使用する。
- 工場がまとまって立地している工業団地などにおいて、各工場の排水を集中処理し、再び各工場に工業用水として供給する。
- ある工程の排水を原水として、これに適当な処理を施して同一工程の同一用途に再使用する。
- 工場内の各工程から発生する水を総合して再生処理し、処理水を使用可能な工程に再使用する。
正解 (1)
解 説
カスケードは「滝」という意味があり、滝のような連続性を持って、何かに使った水をそのまま別の用途に使うことを指します。上流を流れた水がそのまま下流にいって、そこでも使われるイメージです。
(1)は使った水をそのまま別の用途に使っているため、これがカスケード利用に相当します。
(2)は節水しているものの、同じ用途なのでカスケードではありません。
(3)は途中に処理を加えているので、そのままの利用とは呼べず、カスケード利用にはなりません。
(4)は(2)と(3)の組み合わせで、途中に処理が入っていますし、同一用途なので、これはカスケード利用にあたりません。
(5)も(3)と同様です。
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