H26年 ばいじん・粉じん特論 問6 問題と解説

ベンチュリスクラバーに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. スロート部のガス流速が大きいほど、生成する液滴径の平均値は小さくなる。
  2. スロート部のガス流速が大きいほど、最適液滴径は大きくなる。
  3. 50%分離限界粒子径は、3.0μm程度である。
  4. 液ガス比が大きいほど、生成する液滴径の平均値は大きくなる。
  5. 液ガス比が大きいほど、圧力損失は大きくなる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

50%分離限界粒子径は、「3.0μm程度」ではなく、「0.1μm程度」です。

ベンチュリスクラバーは主要な集じん装置の中で最も基本流速が大きい(60~90m/s)ことは知っておきたい知識です。洗浄集じん装置(ベンチュリスクラバーは洗浄集じん装置の一種)は基本流速が大きいほど微細なダストを捕集することができるので、基本流速が大きいベンチュリスクラバーの50%分離限界粒子径は、かなり小さいはずだと判断することができます。

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