H26年 ばいじん・粉じん特論 問3 問題と解説

サイクロンの性能に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 一般に、入口ガス速度の大きいものほど、分離限界粒子径は小さくなる。
  2. 100%分離径は50%分離径の2~3倍である。
  3. 分離室の高さや円錐とバンカーとの接続口の大きさが適当でないと、いったんバンカー内に分離されたダストは、再び強制渦によって巻き上げられる。
  4. 幾何学的に相似のサイクロンでは、接線方向の入口速度が同一の場合、大きなサイズのサイクロンの方が圧力損失は大きくなる。
  5. 接線流入式反転形では、外筒部及び円錐部での遠心運動によりダストが分離されるほか、円錐部下部からの反転上昇時の遠心効果によっても分離が行われる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

小形であれ大形であれ、同じ形(相似)のサイクロンで入口速度も同一なら、その圧力損失は等しくなります。

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