H25年 大気有害物質特論 問5 問題と解説

塩化水素の性質と処理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 塩化水素は常温でガスであり、水に対する溶解度は大きい。
  2. 塩化水素の水による吸収は、ガス側境膜抵抗支配である。
  3. 塩酸は塩化水素の水溶液であり、強い酸化性を示す。
  4. 塩化水素濃度の高いガスの処理には、溶解熱の除去が重要である。
  5. 塩化水素濃度の低い吸収液の場合には、中和して廃棄処理する方法がある。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

塩酸は塩化水素の水溶液であり、強い酸性を示します。酸性か塩基性かで考えると思いっきり酸性ですが、酸化還元反応を起こすわけではないので、酸化性はありません。ほとんどひっかけ問題みたいな感じですが、「酸性」と「酸化性」を混同しないように注意してください。

コメント