H25年 汚水処理特論 問5 問題と解説

粒状層を通って水が流れるときのろ過抵抗を表すコゼニー-カルマンの式における清浄ろ層のろ過抵抗に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 水の粘性係数に比例する。
  2. ろ材層の厚さに比例する。
  3. ろ過速度の二乗に比例する。
  4. ろ材粒子径の二乗に反比例する。
  5. ろ層の空隙率の値が小さくなると、大きくなる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

コゼニー-カルマンの式とは、粒状層を通って水が流れるときのろ過抵抗を示す式で、以下の通りです。

  • h0:清浄ろ層のろ過抵抗[Pa]
  • k:定数(無次元)
  • μ:水の粘性係数[kg/(m・s)]
  • u:ろ過速度[m/s]
  • L:ろ材層の厚さ[m]
  • d:ろ材の粒子径[m]
  • ε:ろ層の空隙率(無次元)

この式と選択肢とを見比べると、h0はuと比例関係であることがわかります。

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