加圧浮上分離装置に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 懸濁物質の表面が親水性より疎水性の方が、懸濁物質と気泡との接着力が大きい。
- 水に対する空気の溶解に関して、水温が高くなるとヘンリー定数の値は大きくなる。
- 溶解槽の常用圧力(ゲージ圧)は200~500kPa程度である。
- 浮上分離槽には、浮上したフロスを連続的にかき集めて槽外に排出する機構を設ける。
- 処理水は、水面に近い位置に取り付けた集水部からオリフィスを通して集水する。
正解 (5)
解 説
加圧浮上分離装置は、浮遊物質などの不要なものを浮上分離させ、排水をなるべく綺麗にするための装置です。であれば、不純物は水面近くまで浮かんできているため、水槽の下部のほうが処理済みの綺麗な水といえます。
よって、処理水は「水面に近い位置に取り付けた集水部からオリフィスを通して集水する。」ではなく、「浮上分離槽の底部近くの位置に取り付けた集水部からオリフィスを通して集水する。」となります。
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