H25年 汚水処理特論 問3 問題と解説

水中における浮上速度が0.12cm/sである油滴を、APIオイルセパレーターを用いて分離したい。水槽の深さが2.0m、槽内の平均水平流速が0.9m/minであるとき、100%の油滴の分離に必要最小限の理論的な槽の長さ(m)として最も適当なものはどれか。ただし、流れの乱れや短絡流の影響はなく、乱流係数及び短絡係数はともに1とする。

  1. 20
  2. 25
  3. 30
  4. 45
  5. 60

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

問題文より、油滴の浮上速度は0.12[cm/s]で、水槽の深さは2[m]です。よって、水槽の底にある油滴が水面まで上がってくる時間は、

となります。また、槽内の流速は0.9[m/min]なので、必要な槽の長さは、

となります。

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