H24年 水質有害物質特論 問3 問題と解説

カドミウム排水の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. カドミウムはシアン化物イオンと安定な錯体を形成する。
  2. カドミウムとEDTAとの錯体は安定であり、水酸化物法では処理が困難である。
  3. 塩化カドミウムは難溶性であり、沈殿分離できる。
  4. 水酸化物法による処理において、塩化亜鉛は共沈効果を有する。
  5. 硫化物法で処理する場合、鉄塩を併用すれば、pH中性域で低濃度まで処理できる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

塩化カドミウムは水によく溶けます。

カドミウムを沈殿分離させたければ、硫化カドミウムか水酸化カドミウムにすれば良いです。これらは難溶性なので、沈殿分離できます。

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