硫化物法による重金属排水の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 金属硫化物の溶解度積は、一般に金属水酸化物の溶解度積より小さい。
- pHが中性領域で処理が可能である。
- 硫化物形成のために、硫化ナトリウムが用いられる。
- 過剰の硫化ナトリウム添加による再溶解は起こらない。
- 鉄塩の添加により、凝集性の向上が図られる。
正解 (4)
解 説
硫化ナトリウムは金属イオンと反応すると硫化物(硫化水銀など)になって沈殿します。
しかし、硫化ナトリウムが過剰にある状態だと多硫化物(多硫化水銀など)となり、これの溶解度が大きいために再溶解してしまいます。
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