再生直後の強酸性陽イオン交換樹脂へ1mmol/LのNaCl溶液を通水したところ、1m3通水した時点でNaClを十分に交換できなくなった。再生直後の同じ樹脂に1mmol/LのMgCl2溶液を通水すると、Mg2+を十分に交換できなくなるまでに通水できる水量(m3)はいくらか。
- 0.25
- 0.5
- 1
- 2
- 4
正解 (2)
解 説
陽イオン交換樹脂は、水中に含まれるNa+やCa2+、Mg2+などの金属分と樹脂に含まれるH+とを交換することで、水中の金属を除いて純水に変えます。
Na+とH+はどちらも1価(+がひとつ)なので、1:1で交換しますが、Mg2+の場合は2価なのでMg2+1つに対してH+2つ消費します。
よって、MgCl2溶液はNaCl溶液と比べて倍のH+を消費するので、通水できる水量は半分の0.5m3となります。
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