H23年 水質有害物質特論 問2 問題と解説

フェライト法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 各種重金属の一括処理が可能である。
  2. 重金属はフェライトの結晶構造に取り込まれる。
  3. 磁気で分離除去できる。
  4. 鉄(Ⅱ)イオンを含む溶液にアルカリを加えた後、酸化処理する。
  5. 通常の凝集沈殿法に比べ、汚泥発生量が少ない。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

フェライトとは、酸化鉄(Ⅲ)を主成分としたセラミックスのことです。これを加えると、フェライト結晶中に金属を封じ込めてそのまま沈殿するので、金属除去には有用です。

しかし、この薬剤自体が沈殿物(汚泥)となる上に結構かさばるため、汚泥発生量は多くなるという欠点があります。

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