H23年 大規模水質特論 問7 問題と解説

冷却塔を使用する循環冷却水系において、蒸発水量1.0m3/h、飛散水量0.2m3/h、ブロー水量0.8m3/hのとき、循環水中の塩類濃度は、補給水中の塩類濃度の何倍になるか。

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正解 (1)

 解 説    

蒸発水、飛散水、ブロー水のうち、蒸発水は純粋な水として抜けていくので、塩分は循環水のほうに残ります。一方の飛散水とブロー水は塩分ごと系外へ出ていきます。

ここで、飛散水とブロー水を区別する必要はないため、まとめて1.0[m3/h]として考えます。また、循環水中の塩分濃度を仮にAとし、補給水中の塩分濃度を仮にBとします。

すると、系外へ出ていく塩分は1.0Aとなります。1.0Aの1.0というのは飛散水とブロー水の合計です。蒸発水は塩分ゼロなので、カウントしていません。

一方、補給水として入ってくる塩分は2.0Bとなります。また、補給水の量は、系外に出ていった水の合計(蒸発水+飛散水+ブロー水)なので、2.0となります。

出ていく塩分と入ってくる塩分のバランスが取れていればいいので、

となるため、循環水中の塩類濃度は補給水中の塩類濃度の2倍になります。

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