H22年 大気特論 問6 問題と解説

燃焼排ガスによる低温腐食の防止対策として、誤っているものはどれか。

  1. 硫黄分の少ない燃料を用いる。
  2. 空気予熱器や、エコノマイザーの表面温度を酸露点以下にならないようにする。
  3. 熱交換器内のガスの流れを一様にする。
  4. 粉末状の酸化マグネシウムやドロマイトなどを二次空気に混ぜ、燃焼室内に吹き込む。
  5. 過剰空気量を多くして、完全燃焼させる。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

低温腐食の原因は、多くの場合が硫酸(H2SO4)です。排ガス中に含まれるSO3には燃焼ガスの露点を上げる効果があります。すると、ガス中の水蒸気が水滴になりやすくなり、水滴(H2O)とSO3から硫酸(H2SO4)が生成します。

選択肢(5)のように過剰空気を多くすると、酸素が豊富になるため、排ガス中のSO2がSO3に酸化されやすくなります。上記の通り、いったんSO3ができてしまうと硫酸の生成につながり、低温腐食が起こってしまいます。よって、低温腐食の防止対策としては、過剰空気量を減らすほうが正しいです。

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