H22年 公害総論 問11 問題と解説

近年の騒音・振動公害に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 騒音では、自動車騒音に対する苦情件数が最も多い。
  2. 騒音・振動に対する苦情件数は、公害に関する全苦情件数の約40%を占めている。
  3. 振動では、製造事業所に対する苦情件数が最も多い。
  4. 騒音問題は、多くの場合、局所的な公害である。
  5. ここ10年間の騒音に対する苦情件数は、ほぼ一定である。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

選択肢(1)について、騒音の苦情件数が多いものは年度や調査機関によっても異なりますが、「建築・土木工事」あるいは「工場・事業場」のどちらかです。いずれにせよ、「自動車騒音」ではありません。

選択肢(2)について、騒音・振動の苦情件数は全体の20%程度です。

選択肢(3)について、振動の苦情といえば「建築・土木工事」がメインです。

選択肢(5)について、この問題はH22年度の問題なので、この頃は段々と減少していっていました。よって(5)は誤りです。しかし、その後はまた上がり出しているので、あまり安定していません。最新の情報については総務省の公害苦情調査結果を確認して下さい。

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