H30年 大規模大気特論 問2 問題と解説

平坦地の場合、煙突の風下における最大着地濃度に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 日射が強くなれば、大きくなる。
  2. 煙の鉛直拡散幅が増せば、小さくなる。
  3. 有効煙突高さが増せば、小さくなる。
  4. 下層大気の安定度が中立から不安定に変われば、大きくなる。
  5. 風速が増加した場合、小さくなることも大きくなることもある。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

選択肢(2)について、鉛直方向に煙が拡散すると、平面での拡がりがなくなるので、最大着地濃度距離は減少します。煙突から出る煙の総量が変わらないとすると、最大着地濃度距離が減少する(拡散する範囲が狭い)ということは、その分、その域内での濃度は濃くなっているはずです。よって、最大着地濃度は大きくなります。

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