H30年 大規模大気特論 問1解説

大気汚染物質の環境濃度に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。

粒子状物質や(1)反応性のガスなど、汚染物質によっては(2)拡散過程に加えて(3)地物への沈着(4)雨によるダウンウォッシュ、光化学反応などによる(5)二次汚染物質の生成などの諸過程が環境濃度を変化させる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

ダウンウォッシュは、煙突から出た煙が煙突自身やそばの建物によって渦を作り、それにより煙が地上へと降りてしまう現象のことです。これが起こると煙に含まれる汚染物質が拡散せず、近くに濃度の高いまま着地することになります。

しかし、ここでは煙突から出る煙の話はしておらず、大気中に存在する汚染物質が雨によって洗い流される話をしています。この現象を「ウォッシュアウト」といいます。

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