問 題
次の法律とその法律に用いられている用語の組合せとして、誤っているものはどれか。
(法律) (用語)
- 大気汚染防止法 特定粉じん排出等作業
- 水質汚濁防止法 水質臭気指数
- 土壌汚染対策法 形質変更時要届出区域
- 工業用水法 揚水機の吐出口の断面積
- 地球温暖化対策の推進に関する法律 温室効果ガス算定排出量
正解 (2)
解 説
この問題はなかなか聞き慣れない言葉が多く、消去法によって答えを出すのは難しいかもしれません。しかし、公害の基本的なことをしっかり押さえておけば、正解を選ぶのは難しくありません。
環境基本法には公害の定義が定められていますが、ここに書かれた7つの要素(典型七公害)は以下の通りです。
- 大気の汚染
- 水質の汚濁
- 土壌の汚染
- 騒音
- 振動
- 地盤の沈下
- 悪臭
そして、これらに対してそれぞれ主要な法律が存在します。例えば、大気の汚染なら「大気汚染防止法」、水質の汚濁なら「水質汚濁防止法」といった感じです。
ここで選択肢(2)を見ます。水質臭気指数は被害としては上記の典型七公害のうち「悪臭」に分類されるはずです。よって、これに関わる法律は「水質汚濁防止法」ではなく、「悪臭防止法」となります。
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