H27年 大規模大気特論 問8 問題と解説

火力発電所に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 我が国の火力発電におけるkWh当たりの窒素酸化物(NOx)排出量は、米国のそれよりも低い。
  2. 我が国の石炭火力発電所で使用される石炭は、ほぼ100%が輸入炭である。
  3. 同じような発熱量を有した石炭でも、産地や炭層が異なればその性状は異なる。
  4. 発熱量当たりの二酸化炭素排出量は、石油に比べ石炭のほうが多い。
  5. 微粉炭火力発電所で発生するガス中のばいじん濃度は、ボイラー出口において、標準状態のガス圧力、温度条件で一般に1.0~2.0g/m3程度である。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

微粉炭火力発電は(石炭火力発電全般にいえますが)、ガス中のばいじん濃度が高いという特徴があります。未処理の段階(ボイラー出口)でのばいじん濃度は10~20g/m3程度になるので、高度な排煙処理システムが必要です。

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