水質環境基準に関する記述として、正しいものはどれか。
- 人の健康の保護に関する項目として、全クロムが定められている。
- 生活環境の保全に関する項目として、アルキル水銀が定められている。
- 水生生物の保全に係る項目として、全カドミウムが定められている。
- 人の健康の保護に関する項目として、全亜鉛が定められている。
- 地下水に係る水質環境基準として、塩化ビニルモノマーが定められている。
正解 (5)
解 説
選択肢(1)について、全クロムは定められていません。その代わり、より有害な六価クロムについては基準があります。
選択肢(2)について、アルキル水銀は基準がありません。生活環境の保全に関する項目は、pH、BOD、COD、SS、DO、全窒素、全りんなど、有機物の多寡の指標ばかりです。金属類についてはここでは定めがありません。
選択肢(3)について、水生生物の保全に係る環境基準項目は以下の4項目が定められています。ここに、全カドミウムは含まれていません。
- 全亜鉛
- ノニルフェノール
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩
- 底層溶存酸素量
選択肢(4)について、亜鉛は定められていません。
選択肢(5)について、問1の解説にも載せたとおり、クロロエチレン(塩化ビニルモノマー)は平成21年に追加された項目です。
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