問 題
重金属を含むスラッジの処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
- スラッジをコンクリート固化しても、有害物質の溶出を完全に防ぐことはできない。
- 炭酸塩の脱水スラッジは、水酸化物スラッジと異なり、埋立処理した場合は、雨水や地下水によって重金属が溶出することはない。
- スラッジを製錬所などの溶鉱炉に戻して、再利用する山元還元法がある。
- 焼結処理法では、クロムのように、酸化されて水によく溶解する形になる場合がある。
- スラッジからの有価金属の回収においては、金属含有量とともに含水率が重要である。
正解 (2)
解 説
(2)に関して、炭酸塩や水酸化物の脱水スラッジを埋立処理した場合は、雨水や地下水によって重金属が溶出されやすいです。
そのため、重金属を含むスラッジを埋立処理する場合は、(1)のコンクリート固化法や(4)の焼結処理法を使って溶出しにくい形にすることが求められます。
よって、(2)の記述が誤りなので、これが正解となります。
コメント