ビル管理士試験 2019年 問119 問題と解説

 問 題     

給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 中央式給湯方式の循環ポンプは、省エネルギーのため連続運転とする。
  2. 貯湯槽の容量が小さいと、加熱装置の発停が多くなる。
  3. エネルギーと水の節約を図るため、湯と水を別々の水栓から出さずに混合水栓を使用する。
  4. 部分負荷を考慮し、エネルギー利用効率の高い熱源機器を採用する。
  5. 加熱装置から逃し管を立ち上げる場合は、水を供給する高置水槽の水面よりも高く立ち上げる。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)には「省エネルギーのため連続運転とする」とありますが、休まずに連続運転するということはそれだけエネルギーを使ってしまうので、省エネルギーどころかエネルギーの無駄遣いとなります。

循環ポンプの運転は、連続運転でなくサーモスタット(設定した温度に調節する装置)で制御する運転とします。こうすれば、戻ってきたお湯がぬるくなっていたときに必要なだけ加熱することになり、省エネルギーにつながります。

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