ビル管理士試験 2019年 問120 問題と解説

 問 題     

給湯設備に使用される加熱装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ガスマルチ式給湯機は、小型のガス瞬間湯沸器を複数台連結してユニット化したものである。
  2. ヒートポンプは、排熱を利用した給湯熱源機器として使用される。
  3. 間接加熱方式は、蒸気や高温の温水を熱源として、加熱コイルで給湯用の水を加熱するものである。
  4. ボイラは、伝熱面積とゲージ圧力により、ボイラ、小型ボイラ、簡易ボイラに分類される。
  5. 給湯用貫流ボイラは、出湯温度が安定しているので、大規模のシャワー設備の給湯に適している。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(5)に関して、給湯用貫流ボイラは、ほかのタイプと異なりドラムを持たず、水管群により構成されるのが特徴です。

耐圧性に優れていることや小さくて省スペースになるメリットがある一方で、缶水量が少ないために出湯温度が安定しないというデメリットもあります。

よって、大規模のシャワー設備のように安定した出湯温度が必要となる給湯設備には適していません。

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