ビル管理士試験 H30年 問33解説

 問 題     

光の知覚に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 視力はランドルト環の切れ目を見ることで測る。
  2. 杆体(かんたい)細胞は暗いときに働き、錐体細胞(すいたい)は明るいときに働く。
  3. 明るい場所から暗い場所への順応を暗順応といい、完全に順応するには40分以上かかる。
  4. 視細胞には杆体細砲と錐体細胞があるが、数は錐体細胞の方が多い。
  5. 照明の質を高めるためには、グレアを防止することが必要である。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

網膜には杆体細胞(桿体細胞)と錐体細胞(錘体細胞)の2種類の視細胞があります。

杆体細胞は感光度が高いため暗いところでよく働き、ものの形を把握するのに役立ちます。しかし、色を識別することができません(暗闇で形がわかっても色がわからないのは、そのためです)。

一方、錐体細胞は感光度が低いので明るい場所でしか働きませんが、解像力に優れ、色を判別することができます。

色を認識する錐体細胞が数百万個であるのに対し、形を認識する杆体細胞は1億個以上あるので、(4)の記述が反対となっていることがわかります。

上記の知識はいずれも大事な内容なので、「杆体細胞の数は錐体細胞の数よりも多い」と覚えるよりも、まずは「杆体細胞は形、錐体細胞は色」(杆体と形はどちらも頭文字が「か」)と覚えて、そのあと色より形を認識するほうが複雑だから、杆体細胞の数は多い…というような連想ができればよいと思います。

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