ビル管理士試験 H30年 問32解説

 問 題     

騒音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 騒音によって起こる4,000Hz付近の聴力低下を、C5ディップという。
  2. 大きく高い騒音に一時的に曝露されることによる聴力の低下を、一過性聴力閾値低下という。
  3. 騒音によって、末梢血管の収縮、血圧の上昇、胃の働きの抑制等が起きる。
  4. マスキング効果は、マスクされる音の最小可聴値の音圧レベル上昇量で示される。
  5. 騒音による永久性難聴の程度や進行具合には、個人差が大きい。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

閾値のいうのはぎりぎりの値のことを指す言葉で、聴力閾値といえば、聞こえるか聞こえないかのちょうど狭間の音ということになります。

いつもなら聞くことのできる大きさの音でも、うるさい音を聞いていた直後では聞き取れなくなってしまうことがあります。このようなときは、聞こえるぎりぎりの音の大きさが、普段よりも大きい音量になります。

よって、聴力が低下することで閾値(音を聞き取れるぎりぎりの大きさ)は上がっているので、(2)の「一過性聴力閾値低下」が誤りで、正しくは「一過性聴力閾値上昇」となります。

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