ビル管理士試験 H29年 問157 問題と解説

 問 題     

建築物の清掃・消毒に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 平常時の清掃における衛生管理の基本はゾーニング管理であり、使用する清掃用具を分けて作業する。
  2. 感染症発生時の消毒のために、建築物衛生管理担当者は消毒剤の種類や使用方法、対象物件等についての理解を深めておく必要がある。
  3. ノロウイルス感染により嘔吐(おうと)したと思われたので、嘔吐物をぬぐいとり、その部分を含む広い範囲を消毒した。
  4. ノロウイルスに対する消毒効果が高い消毒薬として、逆性石けんがある。
  5. 感染症対策として、トイレ清掃時に消毒剤(次亜塩素酸、過酸化水素水等)を含んだ洗剤を使用した。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

ノロウイルスは、アルコールや逆性石けんを使っても、消毒効果があまり高くないという特徴があります。

一方で、ノロウイルスに有効なのは、次亜塩素酸ナトリウムもしくは加熱です。

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