ビル管理士試験 H29年 問135 問題と解説

 問 題     

大便器と小便器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 大便器の洗浄タンク内の汚れの状態は、6ヵ月に1回、定期に点検する。
  2. JISでは、節水Ⅱ型の大便器の洗浄水量は、6.5L以下としている。
  3. ロータンク内のボールタップは、止水機能を備えていなければならない。
  4. 小便器のリップの高さとは、床面からあふれ縁までの垂直距離をいう。
  5. 使用頻度が高い公衆便所用小便器の排水トラップは、小便器一体のものが適している。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

排水トラップが小便器一体のものだと、トラップに詰まったごみを取り除くのが面倒です。(5)では使用頻度が高いことから汚れやすいと考えられ、また、公衆便所なのでこまめな清掃もできないかもしれません。

このような条件なら、排水トラップは着脱式にしたほうが詰まりも少なく、また、清掃が簡単です。

よって、(5)の「小便器一体」が誤りで、正しくは「トラップ着脱式」となります。

ちなみに、小便器一体のものよりもトラップ着脱式のほうが何かと便利なので、最近では公衆便所に限らず、ほとんどのところでトラップ着脱式を採用しています。

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