ビル管理士試験 H29年 問134 問題と解説

 問 題     

排水通気設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 敷地排水管の清掃に利用するロッド法は、1~1.8mのロッドをつなぎ合わせ、手動で排水管内に挿入して清掃する方法である。
  2. 排水槽内の悪臭防止対策としては、5~6時間を超えて排水を貯留しないように、タイマ制御による強制排水を行う。
  3. 床下に設置する掃除口は、砲金製のものが適する。
  4. ウォータラム法は、圧縮空気を一気に放出してその衝撃で閉塞物を除去する方法である。
  5. 飲食店などのグリース阻集器内で発生する廃棄物は、産業廃棄物として処理する。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

排水槽内の水を5時間も6時間も滞留させてしまうのは、悪臭を発生させるのに充分な時間といえます。

「5~6時間」の部分を「1~2時間」と書き換えれば、この強制排水は悪臭防止対策として有効な手段となります。

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