ビル管理士試験 H29年 問136 問題と解説

 問 題     

衛生器具設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 節水機器を導入する場合は、給水器具からの吐水量の削減だけでなく、排水管内の流下特性などにも配慮する。
  2. 小便器は乾燥面が広いため、洗浄に注意しないと臭気が発散する。
  3. 温水洗浄式便座の給水に、雑用水系統であることを表示した再利用水配管を接続する。
  4. 節水を目的とした小便器には、個別感知洗浄方式や照明スイッチとの連動による洗浄方式などが用いられている。
  5. 上質水供給設備では、末端水栓で規定の残留塩素を確保するために、最小限の塩素注入を行う。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

便器を洗浄するための水であれば雑用水でも構いませんが、温水洗浄式便座の給水は、そのまま人の身体に当たるものです。よって、手洗い場やシャワーなどの水として雑用水を使えないのと同じく、温水洗浄式便座の給水も雑用水では駄目で、必ず上水を使用します。

(3)にあるように雑用水である旨を表示しようがしまいが、雑用水を使うのは禁じられています。よって、これが誤りの記述で、正解の選択肢です。

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