ビル管理士試験 H25年 問149 問題と解説

 問 題     

カーペットクリーニング機械に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. タンク式スクラバーマシンは、カーペットのシャンプークリーニングを行うことができる。
  2. ドライフォーム方式のカーペット洗浄機は、洗浄液を泡にし、縦回転ブラシで洗浄する機械である。
  3. 洗剤供給式床磨き機は、化学繊維のタフテッドカーペットの洗浄に適している。
  4. スチーム洗浄機は、噴射吸引式機械(エクストラクタ)より、洗浄後カーペットに残留する水分量が多い。
  5. ローラブラシ方式の機械は、ウールのウィルトンカーペットの洗浄に適している。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

スチーム洗浄機は高温の水蒸気で汚れを取るため、洗浄後に残る水分が少なく仕上がりも柔らかいという特徴があります。

一方、エクストラクタは噴射吸引式機械ともいわれ、ノズルから洗浄液を噴射して、直ちに吸引する構造をしています。これは、水分に耐えるカーペットの洗浄に適しています。

以上のように、スチーム洗浄機は蒸気(つまり液体ではなく気体)を用いている分、エクストラクタに比べて洗浄後の残留水分量が少なくなります。

よって、(4)の記述が誤りなので、正解は(4)となります。

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