ビル管理士試験 2023年 問171 問題と解説

 問 題     

害虫やその防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. イエヒメアリの防除には、食毒剤が有効である。
  2. トコジラミは、ピレスロイド剤に対する抵抗性を示す集団が報告されている。
  3. ツマアカスズメバチは、特定外来生物に指定されている。
  4. ユスリカ類の建築物への侵入を抑制するために、電撃殺虫機を窓や出入口の近くに設置する。
  5. ヤケヒョウヒダニは、自由生活性のダニである。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

この問題はややマニアックな知識が問われています。全ての選択肢において、正誤を判定するためには出題頻度の低い知識が必要であり、難易度が高いです。そのため、個人的には捨て問題として扱っても構わないと思います。

一応答えを示しておくと、(4)の文章が誤りで、ユスリカ類の防除としては、網戸や防虫網による侵入防止が有効です。電撃殺虫機を窓や出入口の近くに設置すると、不必要にユスリカ類が集まってしまうので、あまり得策とはいえません。

よって、正解は(4)となります。

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