細胞間の接着構造、主な細胞接着分子

細胞は連携して組織化されています。これらの細胞間の接着には、細胞膜における接着分子が重要な役割を果たしています。細胞間の接着には、大きく5つの接着様式があります。

1つめは密着結合です。
すき間がほとんとありません。関与する接着分子はクローディンとオクルディンです。

2つめは接着結合です。
関与する接着分子はカドヘリンと、裏打ち分子としてアクチンです。カドヘリンの特徴として同じカドヘリンとよく結合するという特徴があります。

3つめはデスモソームです。
接着結合と類似しています。関与する接着分子はカドヘリンと、裏打ち分子としてケラチンです。

4つめはギャップ結合です。
わずかなすき間しかありません。管状の膜貫通タンパク質によって連結されています。

5つめはヘミデスモソームです。
細胞の基底部における接着構造です。関与する接着分子はインテグリンと、裏打ち分子としてケラチンです。インテグリンの構造的特徴は、二量体であることです。

細胞接着のそれぞれの様式のイメージは以下になります。

 

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