精巣、卵巣、子宮の機能と構造

精巣の機能は、精子や男性ホルモンを産生することです。

精巣の内部には、精細管と無数のライディッヒ細胞が存在します。ライディッヒ細胞は、アンドロゲンと呼ばれる、雄の二次性徴を発現させる作用を持つ物質を数種類放出します。又、精細管の中には、セルトリ細胞が存在します。セルトリ細胞は精細胞に栄養を供給します。

卵巣の機能は、卵やエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)を産生することです。

卵巣は左右に2個あり、卵管で子宮につながっています。卵巣では、卵胞が成熟します。成熟が開始して14日頃に排卵がおき、成熟した卵は子宮へと送られます。排卵後は、卵胞は黄体へと変わります。黄体は、プロゲステロン(黄体ホルモン)と、エストロゲン(卵胞ホルモン)を分泌します。妊娠・着床がなければ子宮内膜が剥離し、月経がはじまります。

ホルモン分泌の特徴が2つあります。
1つめは、排卵が起きる、月経周期約14日目(1周期約28日)に、黄体形成ホルモンの分泌量が多くなることです。2つめは、黄体形成ホルモンの分泌を受けて、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が多くなることです。

子宮の機能は、胎児を守り育てることです。

子宮は平滑筋でできています。子宮の中は、子宮内膜という粘膜でおおわれています。

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