国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R5年 問20解説

 問 題     

0.010 mol・L-1 のシュウ酸水溶液の pH を 0 から 10 まで変化させたとき、水溶液中のシュウ酸に由来する化学種の存在割合が次の図のようになった。このとき、シュウ酸の pKa1 と pKa2 の値の組合せとして最も妥当なのはどれか。ただし、Ka1 は第一酸解離定数、Ka2 は第二酸解離定数とする。

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

pKa は、ちょうど 1:1 で解離する pH を表します。そのため与えられた図から pKa を読み取ると 1 より少し右側 と 4 より少し右側 が読み取れます。

選択肢を検討すると
pKa1 = 1.23、pKa2 = 4.19 が妥当と考えられます。


以上より、正解は 1 です。

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