国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R5年 問7解説

 問 題     

アミノ酸及びタンパク質に関する記述 ㋐ ~ ㋓ のうち、妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ タンパク質を構成するアミノ酸は側鎖が異なる 22 種類存在し、ヒトの必須アミノ酸は 7 種類である。

㋑ メチオニン及びシステインは、構造中に硫黄を含むアミノ酸である。システインに含まれる硫黄原子がポリペプチド中又はポリペプチド間でジスルフィド結合を形成する。

㋒ タンパク質の二次構造には、α ‒ ヘリックスや β ‒ シートなどがある。ヒトのヘモグロビンは、2 種類のポリペプチドが 2 本ずつ集まった四次構造をとるタンパク質である。

㋓ 温度や pH などの条件によりタンパク質の立体構造が変化して本来の働きを失うことを相変異という。


1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋑、㋒
4.㋑、㋓
5.㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

㋐ ですが
22 → 20、7 → 9 です。㋐ は誤りです。

㋑ は妥当です。
メチオニン及びシステインについての記述です。

㋒ は妥当です。
タンパク質の高次構造についての記述です。

㋓ ですが
失活です。相変異ではありません。㋓ は誤りです。


以上より、正解は 3 です。

類題 H27no59 タンパク質
https://yaku-tik.com/yakugaku/km-27-59/

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