問 題
連鎖していない二つの遺伝子の表現型への影響に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「ニワトリ品種の白色レグホン (遺伝子型 CC II) と白色ワイアンドット (遺伝子型 cc ii ) では、対立遺伝子 C は羽毛の着色の原因となり、対立遺伝子 I は羽毛の着色を抑制する。
これらの品種を用いた二遺伝子雑種交配における F1 世代は、遺伝子型が Cc I i となり、対立遺伝子 I による抑制効果のため白色の羽毛をもつ。F2 世代では、遺伝子型 CC ii 及び ㋐ のみ色付き羽毛をもつことになるため、白色と色付きの比率が ㋑ となる。この例のように、非対立遺伝子間の相互作用が表現型の比率に影響を与えることを ㋒ と呼ぶ。」
正解．4
解 説
㋐ ですが
大文字の Ｉ が 1 つでも入ると着色が抑制されるわけなので、Ccii が妥当です。正解は 3 ~ 5 です。
㋑ ですが
CCii Ccii、cCii のみ有色なので、16 通りのうちの 3 通りが有色です。残りの 13 通りは 白です。㋑ は 13：3 です。正解は 4 or 5 です。
㋒ ですが
非対立遺伝子間の相互作用が表現型の比率に影響を与えることは「エピスタシス」といいます。「多面発現」は、1 つの遺伝子によって 2 つ以上の形質を発現することです。
以上より、正解は 4 です。
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